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Subject No.2
ニーニャについて

イバラード・サーガ


ラピュタの孵る街I(部分、1996年作)

このページの内容

最新補足

イバラード史の3期分類

 第1期)イバラードの創世記

 第2期)イバラードの動乱期

 (1)開拓から動乱の時代へ

 (2)動乱期から三国鼎立へ

 (3)何故か姿を消したクリエイター

 (4)サクセサーの国家建設

 第3期)イバラードの安定・発展期

 (1)イバラード(王国から自由交易国家へ)

 (2)スイテリア、テクノクラート革命

 (3)スイテリア・クーデターの背景

 (4)タカツング部族連合

 (5)タカツング、封建体制の危機

 

最新補足>

 以下、ニーニャについて その2その3)は、イバラードの歴史について最初に考えたアイデアです。それも極めてオーソドックスに、ファンタジーの基本概念を適応したつもりでした。もちろんイバラードが、このような姿である必然性はどこにもありません。むしろ、こうしたありがちなパターンに当てはめると、ユニークな設定が生まれにくくなります。それに今読み返せば、無理が多い事も事実。特に、井上先生のお描きになるイバラードの姿からは、かなり遠い気がします。

 こうした違和感は、このHPを立ち上げたときからずっとありました。
 つまり物語を補完したとたんに、イバラードではなくなるのです。
 最近ようやく、それが何故なのか分かってきたように思います。
 簡単に言うと神の視点を持つと、イバラードの魔法は消えてしまうのです。
 このことについてくどく説明するのは、ページの主旨に沿わないので省略します。
 それはどこかで、きちんと整理したいと考えています。

 ただしこのHPには、イバラードの歴史物語を書くという目的がありました。
 そのためには未知数の多いイバラード情報を、どうしても積極的に補完してゆかねばなりません。そしてそれこそが、IBLARD CHRONICLEというページを作った真の目的でした。この点で以下は、設定の一つとして今も有効だと考えています。

2008年 6月30日:記

 

 

イバラード史の3期分類

 このページでは、前章「ニーニャに関する八つの謎」 で取り上げた疑問を、イバラードの歴史に照らして推理します。それはニーニャの秘密という目的からすれば、遠回りです。しかしイバラードの歴史の検証は避けられません。何故なら、ニーニャイバラードでの役割様々な人物との関わりは、イバラードの歴史の上に成り立っているからです。これに伴って、他の登場人物が果たしてきた役割も見えてくると考えます。

 このことを考える上で、イバラード・サーガというものを想定します。
 サーガでは、ひとつの国の創世から滅亡まで、それに関わった多くの人々の物語が語られますが、「イバラード物語」にもその気配がうかがえます。
 国家としてのイバラードは、いつ、どのようにして生まれたのでしょう?
 また、タカツングスイテリアは?
 その様な壮大な物語を考えるに当たり、大きな歴史区分を考えます。とりあえず、「創世期」「動乱期」「現在の安定期」という三期に分けました。
 以下、それぞれの時期について詳しく考えてみましょう。

 


第1期)イバラードの創世記

 この宇宙のある一点に、一つの安定した時間と空間が生まれた時代。何時しかこの時空は、宇宙の集合意識によって「イバラード」と呼ばれるようになります。

 イバラード創成起源については、謎が多すぎます。そもそもイバラードは、現在のような姿になる前に存在していたのでしょうか? 創成以前は「イバラード」という呼び名さえ無かったでしょうから、そういう意味では存在しなかったと言えます。
 ここでは深く触れませんが、イバラード宇宙紀元説、あるいはイバラード時空原理ついては、また改めてどこかで検討する必要がありそうです。ただイバラードの時空とは、我々の認識する時間、空間と同じでは無いという点に留意する必要があります。我々の知る物理法則とは異なった原理で時空が固定されているからです。
 

 では大イバラード*注1)のそれぞれの国は、どのようにして成立したのでしょう?
 宇宙の片隅に忽然と大イバラードが現れたころは、時空そのものが、まだ安定してなかったと考えられます。生物が住めるようになるまでは、何者か大きな意志と力が関わった可能性が高い。 この事から創世の時代は同時に、巨人の時代であったと言えるでしょう。巨人といっても外形が大きいという意味ではなく、計り知れない力を持った者達という意味です。

 この巨人達(人間であるとは断定できない)こそ、大イバラードを誕生させたクリエイター(創造者)です。IBLARD CHRONICLEでは、シンプルにTHE CREATOR=クリエイター(創造者)と呼びます。

 「竜の人」達は、創世記に活躍した種族かもしれません。
 というのも竜族は、最も古い種だからです。あるいは、彼らこそが大イバラードを造り上げた巨人の末裔かもしれません。
 もちろん竜族クリエイターそのものでは無いかも知れませんが、クリエイターと共にあって、大イバラードの創世に大きく寄与したと思うのです。 右図):竜の人

*注1):「大イバラード」
IBLARD CHRONICLEでは、政治的に統治された国家としてのイバラードを「小イバラード」、もしくはただの「イバラード」と呼ぶ。そして物語の舞台となるイバラード全体を包括して「大イバラード」と読ぶ。これは国、および地域の概念と、大きな物語全体を包括する世界概念と区別するため。

 → 参考:イバラード物語のエリア分類について

 

 


第2期)イバラードの動乱期

 大イバラードの時間・空間が安定すると、多くの入植者が移住して来たと考えられます。それぞれの目的を抱え、多様な人々(生き物たち)が戦ったでしょう。

 (1)開拓から動乱の時代へ

 この時期は、大イバラード開拓期と言えます。生まれたばかりの荒野を、生存に適した場所に変えてゆくのは、大変だったでしょう。でも、常識を逸した種族が不安定な時空に集まるわけですから当然、かなりのいざこざもあったと想像できます。中には逃亡犯や、一山当てようともくろむ山師などもいたでしょう。大イバラードの入植は、こうした無秩序の中で始まったはずです。だとすれば、動乱が長期間続いたでしょう。ですからこの時代以降は、大イバラード動乱期とも言えます。

 この時代のヒーロー(ヒロイン)は、竜族以外「コミック版・イバラード物語」に登場していないでしょう。ただラオ・シン一人が、この動乱期を知る生き証人かもしれません。

 それと、電池の森に転がっているロボット兵の残骸も、この時期に何か関係しているのかも知れません。そして、その事を知っていたからこそ、キャラは怯えていたのでしょう。

左図):ロボット兵の残骸
    「イバラード物語」より


 

 

(2)動乱期から三国鼎立へ

 イバラードに最初の王国が成立したのは、第2期と考えます。タカツング王国スイテリア王国が成立したのも、ほぼ同時期と推測します。

 この三国はそれぞれ、お互いの成立に密接に関わり合ったと考えられます。しかし最終的には 三国鼎立(さんごくていりつ) *注2)が完成した時点で、第2期は終わったと考えます。

右図):三国の中間にあるイバラード
CD-ROM「イバラードの世界」より

 どんなきっかけがあって、このような国際関係が出来たのでしょう?
 ひとつに、クリエイターからの統治権委譲があったと考えられます。

*注2)三国鼎立

鼎立(ていりつ)鼎(かなえ)とは、球状の底に三つの脚が着いている器。
実際に試してみるとわかるが、平面でない所に何かを立てようとすると、4本以上の脚より3本脚の方が安定するカメラの三脚を考えていただくと分かりやすいかと。
このことから「三国鼎立」とは、3つの国がお互いに勢力バランスを保ちながら、総体の政治的安定を計る国家戦略を意味する。
別名「天下三分の計」という。最初に(僕らの世界史上って意味で)この計略を提案したのは希代の名軍師、諸葛孔明。まだ弱将だった劉備玄徳を、この戦略によって孫権曹操と並び立つ覇者にまで押し上げた、三国志演義の物語はあまりに有名。

 

 

(3)何故か姿を消したクリエイター

 動乱期の間も、クリエイター大イバラードに影響を与えていたはずです。
 しかし、三国鼎立体制クリエイターの意志と言うより、むしろイバラード住民の事情であった可能性が考えられます。というのも、何故かクリエイター達は、第2期で表舞台から姿を消した様に思えるからです。

 その原因は何か? クリエイターに何が起きたのか?
 この点については、一つの仮説が考えられます。それは種としての終焉説です。
 この問題は実は今、竜の種族が抱えています。

 

 

(4)サクセサーの国家建設

 さて、クリエイターが表舞台から去っても、その遺志を受け継いだ者達が存在したはずです。IBLARD CHRONICLEでは、クリエイターに従ってイバラード建国に従事した人々のことを 「THE SUCCESSOR=サクセサー(継承者)」と呼びます。

 混乱の時代、クリエイターからイバラードを任されたサクセサー達は、様々な選択を迫られたはずです。現在のような自由商業都市・イバラードとして自治を獲得するまで、そうとうの犠牲もあったでしょう。

 あるいは三国鼎立構想は、サクセサー達の苦渋の選択によって生まれた戦略だったかもしれません。
 つまり、雑多な種族・民族の意思統一を図るには、あまりにも道が遠く、統一国家設立を、ひとまず断念せざるを得なかったとも考えられます。

 左図):スイテリア・タカツン両国を戦わせて、国際政治のバランスをとるイバラード CD-ROM「イバラードの世界」より

 こうした歴史を経て実現した理想が、イバラード(初めは王国)だった訳です。
 この時イバラードに属したサクセサーに、ノナ家ホ・ウエン家、そしてニーニャの家系イバラード御三家がいたと考えます。

 

 


第3期)イバラードの安定・発展期

 イバラードタカツングスイテリア、この三国の国際バランスが安定し、ようやくそれぞれの内政を充実することが可能になりました。つまり第3期は、政治、経済システムが大きく発展した時期です。(三国鼎立体制の安定・発展
 しかし、それでもまだ社会的に多くの不安要因があり、それぞれの国には多くの「揺らぎ」がありました。これを各国毎に、詳しく見てみましょう。

 

 (1)イバラード(王国から自由交易国家へ)

 イバラード王立制から、代表市民による議会制を経て、現在の直接政治の市民議会制度へと移り変わりました。

 全員参加の市民議会制度は、シンセスタ技術を応用する事で可能なりました。
 シンセスタ応用技術は、そもそもは極めて限られた人々しか利用出来ない極秘テクノロジーだったでしょう。しかもそのほとんどが、軍需目的で使われていたと考えられます。

 しかし平和な時代となり、やっと民生技術として広く普及したと考えられます。

 左上図):シンセスタ・ネットワーク CD-ROM「イバラードの世界」より

 シンセスタ・テクノロジーは、イバラードの市民生活に革命的変化をもたらしたと想像出来ます。この技術をベースに、イバラードは自由、平等を謳う、画期的な自由交易国家を確立したのです。

 イバラードの政変については、「CD-ROMイバラードの世界」に説明があります。これによれば王政から貴族政治を経て、市民議会制へと移り変わったことになっています。
 イバラード王国が、直接市民議会制に変わったプロセスには、幾多の出来事があったでしょう。そうした中には、何らかの政変を経た可能性もあります。
 ではイバラードでも政治システムが変わる過程で、激しい内戦や革命を経験したのでしょうか?

右上図):イバラード貴族 CD-ROM「イバラードの世界」より

 実は、これについて明確な言及がありません。ですから革命や内乱と言うより、比較的穏やかな政権移譲だった可能性もあります。

 そもそもイバラード国王は、いったい何者だったのでしょう?
 イバラード国王は、サクセサーであったことは間違いないでしょう。
 だとすると彼らは革命の後、何処に行ってしまったのでしょう?  *注3)

*注3):イバラード革命とイバラード国王
このことについては、次章「ノナ家(ノピサという称号)」に仮説を書ました


 

 

 (2)スイテリア、テクノクラート革命

 さてイバラードと同様に、スイテリアでも大きな変化がありました。
 それは比較的最近の出来事で、スイテリア王朝を転覆する革命が起きています。
 この事件は、大イバラードでは最後にして最大の政変となりました。
 このクーデターは、テクノクラートが起こしました。テクノクラートとは、ごく簡単に言えば行政官僚のことです。スイテリア王朝の末期、王族、貴族はすっかり退廃的な文化に浸っていました。それを、既に王政時代から実質的な権益を握っていたテクノクラート達が、反乱を起こしたわけです。ですからこの政変は、スイテリア・テクノクラート革命とも呼ばれています。

 スイテリア・テクノクラート革命以後、スイテリアは現在、エリートによる集権政治体制をとっています。
言わば臨時革命政府で、エリート好みの潔癖主義的統治を行っているようです。しかし、その政治システムは、どう見てもスイテリア国民に望ましいと思えません。
革命当時は、スイテリア王族のみならず、かなりの難民がイバラードに流れ込んだと想像出来ます。

 また、自由奔放さを愛するイバラード気質からみれば、エリートによる集権統治は理想にほど遠く、水と油のように馴染まないはずです。
 こうした事からスイテリア革命政府の潔癖思想は、イバラードの自由奔放さによって、徐々に脅かされる傾向にあります。つまりスイテリア臨時政府の敵は、旧スイテリア王族だけでは無いことになります。

 左上図):スイテリア・テクノクラート CD-ROM「イバラードの世界」より
 こうした状況をスイテリア政府が知らないはずはないでしょう。
 その警戒感故に、スイテリアのイバラード嫌いが始まったと考えられます。
 ただ今のところスイテリア政権は生まれたばかりで、かなり強力な中央集権体制をとっています。このことからしばらくは、安定して続くでしょう。

 かつてスイテリア王国に、イバラードアレルギーは無かったと思えます。何故なら耽美好みだったスイテリア王朝は、多分にイバラード気質を反映しているからです。

 こうしたことからスイテリア国民も、臨時革命政府に近いテクノクラートを除いて、イバラード・アレルギーはさほど無いと考えられます。 人によっては、スイテリア王朝時代より住みにくくなったと感じる人もいるでしょう。

右図):スイテリア貴族  CD-ROM「イバラードの世界」より

 

 

 (3)スイテリア・クーデターの背景

 さてスイテリア・クーデターに、サクセサーの意志はどう働いたのでしょう?
これは、なかなか微妙な話です。
 かつてのスイテリア王朝は、サクセサーだったと思われます。だとしたらこのクーデターの経緯は、かなり複雑です。
 と言いますのも、スイテリア・テクノクラート革命は、サクセサーの挫折を意味するからです。つまりクーデターの背景に、サクセサー同士の争いがあった可能性もあり得るのです。

 左図)スイテリア王家 CD-ROM「イバラードの世界」より
 つまりイバラード側のサクセサーが、スイテリア革命に関与した可能性も考えられるのです。というのも、耽美にふける末期のイバラード王朝は、人民を圧迫していた可能性があります。早々に民主化したイバラードから見ると、そうした状況は、むしろ危うく見えたかも知れません。

 それから、スイテリア革命の直前に起きた、ラピュタのタマゴの孵化も不思議なことです。この異変によって、スイテリア全土のネットワークがダウンしました。そしてテクノクラートの手足となって働いていた脳みそ人間、つまりアンドロイド達が制御不能に陥ります。

 さてラピュタの孵化は、何百年かに一度起きる大異変です。それがわざわざスイテリア政変に合わせて起きるのも、ちょっと偶然にしては出来すぎです。

右図):スイテリア・パニック CD-ROM「イバラードの世界」より

 つまり何者かがスイテリア革命の拡大を、この大異変を利用して阻止しようとしたとも取れる訳です。それが可能なのはイバラードの魔法使いだけです。
 ただイバラードも、スイテリア革命に関し意思統一されていると思えません。
 おそらく政府内には、様々な思惑があると考えられます。それ故に現在は、ラピュタのタマゴの孵化が陰謀であるとも、本当の天変地異であったとも、正確な判断がつかない状態です。


 

 

 (4)タカツング部族連合

 タカツング王国については、あまり詳しいことはわかっていません。
 それはタカツングが、鎖国状態であることに起因しています。しかしコミック「イバラード物語」などから、この国の状況がわずかに推測できます。

 見たところタカツング王国は、地方豪族が王族に帰属する封建体制を取っているようです。

 タカツングにはスイテリア同様、イバラードに対する根強い不信感があるようです。ただしそれは、スイテリアのイバラード嫌いとは、少しだけ違う気がします。
もちろん表向きは、思想の違いとされています。しかしタカツングがここまでイバラードを嫌うようになった背景には、特殊な国家事情があったかもしれません。

 左図)タカツング将校 CD-ROM「イバラードの世界」より

 そのように考える根拠は、タカツングの政治形態が少し他の国と異なっているからです。進化論的に考えれば、タカツングイバラード三国の中で、最も古風な政治体制をとっています。それは外国との交渉を極度に嫌い、かたくなに鎖国状態を続けたゆえに可能でした。

 このことを、サクセサーの視点から見たら、面白いかも知れません。と言うのも、タカツングのイバラード嫌いは、サクセサーへの反感に由来する可能性があるからです。

右図):タカツングの部族政治 CD-ROM「イバラードの世界」より

タカツング国王は全く謎です。
この王族の正体は、イバラード時空に最後にやって来た、最強の部族だった可能性もあります。

彼らはイバラードに来たとき、クリエイターサクセサーの存在が疎ましく思えたかも知れません。なので動乱期において、あえて反サクセサーの姿勢を貫いたとも考えられます。
つまりタカツング王国は、反サクセサー部族連合国家とも考えられるのです。

 左図):若きタカツング国王 CD-ROM「イバラードの世界」より

 

 

 (5)タカツング、封建体制の危機

 ただし「イバラード物語」でも、タカツング国王の存在は極めて希薄です。
 この状態は、江戸幕府末期に似ています。察するに封建体勢は徐々に崩壊しつつあり、地方豪族の力を押さえられなくなっていると推測されます。
 このことは上タカツングの高地採石場で、タカツング兵が略奪を行っていることからも想像出来ます。この略奪は地元行政官の独断でしょう。

下図):採石場からズリを略奪するタカツング兵

 このような地方政治の腐敗は、今後のタカツングの政変を予期させます。
 つまりタカツング王国は今後、火薬庫となる可能性を秘めているのです。
 今後、大イバラードを揺るがす事件となるかも知れません。
 この事はノナ氏の所に相談に訪れた、セルパの言葉からもうかがえます。

下図):ノナ氏に相談するセルパ

 

 


 さて次章は「イバラード物語」の登場人物達が、上記の歴史をふまえて、どのように関わってきたかを推測します。とりわけ注目するのは、ニーニャの家系、タキオの家系(ホ・ウエン家)、イ・ノナ氏の家系(ノナ家)の御三家。それぞれの役割を通して、ニーニャの姿がおぼろげながら見えてくるかも知れません。

2000年 9月 3日: 記
2003年10月18日:追記
2006年 1月25日:修正
2008年 7月 3日:追記